2007年07月05日

■マリー・アントワネットの首飾り

原題「The Affair of the Necklace」 2001年 公式サイト English

18世紀後半、革命以前のフランス。政敵の罠にはめられた名門ヴァロア家。当主は殺され、領地は没収された。9歳だった当主の娘ジャンヌ(ヒラリー・スワンク)は、全てを失って孤児となり、名誉と家の再興だけを目的に生き続けた。
15年後、爵位を得るためだけの結婚をしたジャンヌは、宮廷に入る機会を伺ううち、ジゴロのレトー(サイモン・ベイカー)と知り合う。やがて、二人はある企みを思いつくのだった…。


たまたまテレビをつけていたら始まったこの映画。「首飾り事件」と言われれば、すぐにピンと来るほど有名なこの事件。古くは『ベルサイユのばら』から、マリー・アントワネットと共に必ず語られるこの話し…といってもアラスジしか知りませんが、素敵な衣装に、キレイな風景、大好きな城〜と目白押しだったので、惹き込まれてしまいました。
他にも、ジョナサン・プライスが出ていたから♪ あの『パイレーツ〜』(記事はこちら)でエリザベスの優しいお父さんや『ブラザーズ・グリム』(記事はこちら)のわる〜い感じもいい感じだったので♪
なんと言っても一番惹き込まれたのが、あのCMの彼が出ていたから!気になって散々探した今週のつぶやき 6/16-6/26の一番下の記事、サイモン・ベイカーです〜。





それではネタバレありの感想はこちら↓



とにかく衣装はキレイでした。色とりどりのドレスも、ネックレスなどの装飾品も、髪型髪飾りも、上着も、男性の服でさえも…。あのフランス近衛兵の軍服(?)も赤青白で鮮やか!

風景も本当にきれい。朝靄に霞んだお城に湖、そして森。どこまで敷地なんだか…。そんなお城の風景が何ヶ所も出てきます。
なんと言っても、ベルサイユ宮殿。鏡の間からの外の風景、あれ、本物ですよね?!広大な庭を団体から遅れないように一生懸命歩いたのを思い出します。その風景の中を、ドレスで着飾った貴婦人や貴族、召使でさえ素敵な衣装を着て、庭一面のなんと華やかなこと…。
部屋の内装や使っている羽ペン一つ、お茶の茶器セット、テーブルに並ぶお皿…何を見ても興味しんしんです。

物語は、192億円のダイヤモンドの首飾りを巡り、今なお謎が残るフランス最大の事件。王妃マリー・アントワネットを民衆の敵に仕立てあげ、ついにはフランス革命の引き金にもなったと言われるこの事件を、「もしジャンヌがこういう境遇で、こういう性格の女性だったら」…を大前提にした歴史サスペンス+ラブロマンスの映画だと思います。

歴史で悪女として語られているジャンヌではなく、この映画では、むしろ薄幸の中で健気さを持った、芯の強い女性と描かれています。淡々と進む話しも雰囲気も、すっかり彼女に同調してしまいました。

彼女が最後に言うセリフ「爵位にこだわることに価値がない、ということに気付いた。」(うろ覚えですが…)人間にとって必要なのは、爵位や名誉ではなかったことにやっと気付いた…ということでしょうか。あの爵位のために結婚をしたニコラにも「最初は少し期待した」のようなことを言っていたし、レトーとの暮らし、レトーと一緒にさえいられればいい、そんなことに今頃気付いた…という雰囲気ですごく良かったです。

マリー・アントワネット役のジョエリー・リチャードソン。なんだか高貴で良かったです。凛としているというよりは冷たい感じで、今までなかったような描かれ方ですし。

ロアン枢機卿役のジョナサン・プライス。いや〜〜、悪っぽい役でしたね〜。すごく、いい感じでした。おじ様、素敵です〜。

ニコラ役のエイドリアン・ブロディ。そんなに高くない爵位なのに、放蕩し放題の貴族、ピッタリのいい雰囲気でしたが、調べていてビックリ。あの『戦場のピアニスト』の人なんですね!確かに弱そうなのは一緒ですが、ずいぶん印象が違います…。

ブルトゥイユ男爵役のブライアン・コックス。すみません、全く気付きませんでした。あんなに好きな『トロイ』(記事はこちら)のずんぐりむっくり兄弟のアガネムノンさまだったのに〜。

レトー役のサイモン・ベイカー。今度は一目でわかりましたとも!それにしても、彼は女ったらしの役というか、恋多き男というか、年上にもてる役というか、そんな役が似合いますね〜。

そんな彼がジャンヌに「一生逃げよう!」と本気で叫んだとき、牢獄でひどく傷ついているのをジャンヌが優しく擁いたとき、ジ〜〜ンときました…。なので、私的には、歴史ミステリーに、+ラブ・ロマンスと言う評価です〜。

あまり世間では評判がよろしくないようですが(まだ素晴らしいレビューに出会ってません)、この作品、私は強くお勧めしますです!



出演:サイモン・ベイカー Simon Baker (Retaux de Vilette)
    ジョナサン・プライス Jonathan Pryce (Cardinal Louis de Rohan)
    ブライアン・コックス Brian Cox (Minister Breteuil)
   

[TV(字幕)]




posted by kei☆ at 00:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | ■映画(マ行) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実は・・・
ヒラリー・スワンク好きです。

あの顔立ちは、ぜんぜん好みじゃないんですが、
ついつい、じぃぃ〜〜〜っと観察してしまう
表情をするんですよね。そこが好き♪

今回2度目の鑑賞。
1度目よりずっと良い印象でした。

国王と王妃の前でロアン枢機卿が追求されるシーン。
あの部屋に置いてあった王妃の肖像画を見て、
ロアンがハッとするのですが、
その王妃が持っている薔薇はピンク。
偽王妃が渡した薔薇の花は赤・・というのが
印象に残りました。

その昔読んだツバイク著の伝記には、
そんなこと書いてなかったような気がするので、
これはデュマの小説の方に出てくるのかしら??

長々とすみません、好きなジャンルなので(汗)

そういえば、最近
鏡の間の改修が終わった・・というニュースが。
ベルサイユを見に行くなら、これからがチャンスかも♪
Posted by Wyth at 2007年07月06日 00:02
ヒラリー・スワンク、この映画で初めて観ました(たぶん)。
個性的な顔立ちですね。
牢獄のレトーに会いに行ったときと、裁判での最後の言葉のときの
悲しげな顔が素敵でした〜。

あぁ、そう言えば、薔薇の色が違いましたね!
絵は鮮やかなピンクで、渡したのは深紅…。
は〜〜、なるほどぉ。

他の方のレビュー読んでいると、デュマの小説とも少し違うようですが、
ちょっと気になりますね〜〜〜〜。
あの、読んでみませんか?(他力本願^^;)

そうそう、そうなんですよ!!
鏡の間の改修が終わったらしいですね〜。
さらに色鮮やかになってることでしょう〜。
トリアノンに行けなかったし、気ままに散策できなかったので、
心残りがたくさん!なんです〜。
あぁ、ベルサイユにもまた行きたいです〜。

コメント、どうぞ、いくらでも長くして下さい〜。
私なんて、自分のブログに、長すぎて怒られたことがあります。
「コメントが長すぎます。○○文字以内にして下さい」って。
ふふふ。
食いついて頂きましてありがとうございます♪
Posted by kei☆ at 2007年07月06日 01:27
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